4月21日(木)20:00より、背中家腰楽の落語講座がございます。
講座と申しましても落語を教えるわけではございません。
落語が初めてという方にも、「あらかた知ってるよ」という方にも
よりお楽しみ頂けるようプレゼン、解説を加えた落語でございます。
さて先月の演目は「愛宕山」でした。
物語の終盤、たいこもちの一八が90尋(約160m)もの深さがある谷底へ
傘を持って飛び降りる場面があります。
「清水の舞台から願掛けで飛び降りる人」
の浮世絵が随分残っていますが、これも傘を差してんですね。
空気抵抗を大きくして落下速度を抑え
落下による衝撃を小さくしようというわけです。
でも中には傘が壊れちゃった絵なんかもありまして…
でも傘をさしたぐらいでどうにかなるものなのか、ましてや160mの高さ。
野暮なこと…と思われるかもしれませんが
演目終了後のプレゼンではこういったものを用いまして、
「一八は生き残れるか」をごく簡単に検証。
左下の式を使って適切な傘の大きさを求めたり。
これがドン引きと思いきやなかなかの好評。
調子に乗って色んな話をしておりましたら後でお客様が
「懐かしかったです!大学の授業を思い出しました」
とのお言葉を頂き、ちょいと冷や汗が流れたりしまして。
まあ楽しんで頂けたようでありがたい限りです。
さて今月の落語のテーマは只今旬の「不倫」です。
たまには流行に乗りませんとね。
といってもドロドロしたお話ではありませんよ。
バカバカしいお話ですので、どうぞご期待ください!
不倫も昔は不義密通なんていいましてね。
子供のころ時代劇で出てきても親が意味を教えてくれない言葉の代表でした。
でも定義としては現在の不倫とは違ったりします。
江戸から昭和にかけてのその辺の事情もプレゼンいたしますので
どうぞそちらもお楽しみに。
この記事を書いた人
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岡崎北高等学校卒。 兵庫県立姫路工業大学理学部生命科学科を経て、 平成7年落語家、古今亭志ん朝に入門。 古今亭志ん一と命名される。 無痛整体創始者のもとで7年間修行後、平成16年愛知県岡崎市にて「杉田整体院」を開院。 背中家腰楽として、 落語と健康の講座も開催中。
ブログ『だいたい医療、ときどき落語』
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