12月17日(木)20:00より、背中家腰楽の落語講座がございます。
先月の演目は廓噺『居残り佐平次』でした。
このお話では女郎屋の若い衆さん(男性従業員)が、
主人公の佐平次に煙に巻かれて騙される場面があるのですが、
演じ方によっては、見ていて本当に不快な気分になることがあります。
「騙し」に対する不快を、快にするためには、
立て板に水のセリフのテンポと調子が大事になります。
「騙し」もそれが一つの芸となるならば、「金を払う価値」が生まれると思うんですね。
そうなると気の毒さなど雲散霧消して、かえって心地よいものとなる。
演じる人にもよりますが、「(善良な)人が騙される」話はこの辺に気をつけないと、
途端に信じられなくなると思います。いやホント。
こういうところで、「本当のはなし」になるかどうかが決まるんじゃないか。
そんなこと考えながらやらせて頂いております。
と、毎度おなじみややこしい話でございました。
なんだかこの手の話が敷居を高くしているような気が…
まあ、兎にも角にも講座のお知らせ。
今月は冬らしい「雪」にまつわるお話でございます。
芝居のように物語が進んでいきますが、
大変のんきな気持ちにさせてくれる楽しいお話です。
また今回は終演後に「江戸のゲーム大会」を開催予定です。
ご期待ください!
この記事を書いた人
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岡崎北高等学校卒。 兵庫県立姫路工業大学理学部生命科学科を経て、 平成7年落語家、古今亭志ん朝に入門。 古今亭志ん一と命名される。 無痛整体創始者のもとで7年間修行後、平成16年愛知県岡崎市にて「杉田整体院」を開院。 背中家腰楽として、 落語と健康の講座も開催中。
ブログ『だいたい医療、ときどき落語』
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