2月18日(木)20:00より、背中家腰楽の落語講座がございます。
講座と申しましても落語を教えるわけではございません。
落語が初めてという方にも、「あらかた知ってるよ」という方にも
よりお楽しみ頂けるようプレゼン、解説を加えた落語でございます。
さて先月の演目は「幾代餅」でした。
一介の奉公人の若者(清蔵)が、吉原の花魁(幾代太夫)の錦絵を見て恋に落ち、
一年間働いて、貯めた金で会いに行く、という筋立て。
「紺屋高尾」という落語もほぼ同一の内容だったりします。
今の感覚で言えば、
「ブロマイド(古いか)やTVで見たアイドルに惚れて会いに行く」
みたいなものですね。
普通で考えたら相手にされるわけがないんですが、なんとこの清蔵は…
こういう筋立てがメルヘンなお話は、人物描写の細かさや演じ分けが大事。
本当にこんなことあるの?を信じられる物語にするためには、
「登場人物の存在」を信じてもらうしかないと思うんですね。
物語の聞き方、とらえ方も世代によって違う昨今ではございますが、
「物語の表現」としてここだけは押さえておきたいなあと。
とまた敷居が高くなる、ややこしい話をしたところで、今月の講座のお知らせ。
今回のお話は道具屋を舞台にストーリーが展開していきます。
落語に出てくるのは高級品を扱うような道具屋ではございません。
売るほうも買うほうも大変にのんき。
そんな道具屋で起きる騒動の顛末やいかに。
楽しいお話ですので、どうぞご期待ください!
この記事を書いた人
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岡崎北高等学校卒。 兵庫県立姫路工業大学理学部生命科学科を経て、 平成7年落語家、古今亭志ん朝に入門。 古今亭志ん一と命名される。 無痛整体創始者のもとで7年間修行後、平成16年愛知県岡崎市にて「杉田整体院」を開院。 背中家腰楽として、 落語と健康の講座も開催中。
ブログ『だいたい医療、ときどき落語』
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