3月20日(木)20:00より、
落語講座「背中家腰楽の腑に落ちる話」がございます。
先月のお話は「厩火事」でした。
私がこの噺を最初に聞いたのは、
古今亭志ん生師匠(私が弟子入りしていた志ん朝師匠のお父さん)
のレコードからでした。
特に好きだったのが、知ったかぶりの兄貴分が、
婦人の心得、を説く場面。
「女心の赤坂だ(女心の浅はかさ)」
とか
「女は三階に家なし(女は三界に家なし)」
とまあハチャメチャな説諭。
大好きなやり取りなんですが、
只今皆様の前でいきなりやるのは流石に難しい。
50年以上前の録音ですから当然のことともいえますし、
言葉を換えれば良いわけですが、
ちょっぴりせつない気持ちになったりいたします。
さてさて今月のお話は、「廓噺」です。
「廓」とは「遊廓」のことでして、そこでの遊びのお噂というやつでして。
ところが現在は「廓」というシステムは消えてしまってます。
(産業そのものは健在ですが…)
最近は「男と生れたからには、女が好きだ」
なんて物語の説得力も怪しくなってきております。
この断絶をどう埋めるのか。
皆様の想像力にお縋りするというだけでは申し訳がございません。
そこで!「背中家腰楽の腑に落ちる話」では
初めての方はもちろんのこと通の方にも、
よりお話に馴染んでもらえるように、
レジュメ、プレゼンテーション付きの落語をやらせて頂いております。
いわゆる艶笑話というやつではありませんので、
女性の方もご安心を。
とびきり楽しいお話ですので、どうぞご期待ください!
この記事を書いた人
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岡崎北高等学校卒。 兵庫県立姫路工業大学理学部生命科学科を経て、 平成7年落語家、古今亭志ん朝に入門。 古今亭志ん一と命名される。 無痛整体創始者のもとで7年間修行後、平成16年愛知県岡崎市にて「杉田整体院」を開院。 背中家腰楽として、 落語と健康の講座も開催中。
ブログ『だいたい医療、ときどき落語』
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