7月の落語講座のお知らせ

7月17日(木)20:00〜 背中家腰楽の落語講座がございます。

先月のお話は「王子の狐」でした。
「きつね、たぬきは人を化かす」そんな言葉が生きていた時代の、たいへんに暢気なお話。
そういえば昔「平成狸合戦ぽんぽこ」なんてアニメもありました。

『狐が若い娘に化けるところを目撃した男。
だまされている振りをして、娘に化けた狐を連れ料亭「扇屋」へ。
さんざん飲み食いした挙句、酒に酔った狐を置きざりにして、
男は先に帰ってしまうのだが…』

このお話は実在した料亭「扇屋」が舞台なのですが、話の中で、
店の看板商品の玉子焼きを始め、料理やサービスを褒めます。

実はこの落語、昔からあった話が幕末から明治にかけて
「扇屋」の宣伝用に作り変えられたものだとも言われています。
CMの要素もある落語があったなんてのも興味深いですね。

今で言えばドラマの中でスポンサーの商品が使用されるのと同じでしょうか。

ちなみに扇屋さんは現在料亭としては営業しておりませんが、
自慢の玉子焼きを販売をしています。

通販もしているお店のホームページのトップには
「落語の王子の狐の舞台でもある老舗の味」
とあります。

150年経った今も謳い文句として宣伝効果は生き続けているとは…
宣伝落語おそるべし。


さて今月は子供が出てくるお話。
落語に出てくるのは一筋縄ではいかない
こまっしゃくれいて、知恵(悪知恵)の働く子供でございまして。

楽しいお話です、ご期待ください。

背中家腰楽の落語講座では
「落語はちょっとむずかしそうで…」という方も、
「あらかた知っているよ」という方も、
よりお楽しみ頂けるように
レジュメ、プレゼンテーション付きの落語をやらせて頂いております。

この記事を書いた人

アバター画像
背中家 腰楽杉田央之
岡崎北高等学校卒。 兵庫県立姫路工業大学理学部生命科学科を経て、 平成7年落語家、古今亭志ん朝に入門。 古今亭志ん一と命名される。 無痛整体創始者のもとで7年間修行後、平成16年愛知県岡崎市にて「杉田整体院」を開院。 背中家腰楽として、 落語と健康の講座も開催中。
ブログ『だいたい医療、ときどき落語

関連記事

コメントは利用できません。

YouTubeチャンネル運営中

 
この投稿をInstagramで見る
 

喫茶スロース 愛知県蒲郡市(@slothcoffee.jp)がシェアした投稿

ページ上部へ戻る