5月22日(木)20:00より、背中家腰楽の落語講座がございます。
先月は名人名工が出て参りますお話、「抜け雀(ぬけすずめ)」でした。
「抜け雀」とよく似たお話として有名なのが
「竹の水仙(たけのすいせん)」と「宗珉の滝(そうみんのたき)」
この3作は
一文無しの名工が宿に泊まって、七日の間酒を飲み
その後「超常現象を起こす芸術作品」を製作し、それを大名が求める。
という共通のプロットを持っています。
そして「繰り返し表現」がみられ、昔話のような親しみやすさがあります。
抜け雀では「お前さんの眉の下に二つ光っているものはなんだ」
というセリフが繰り返され、予兆や再会など昔話的な楽しさが詰まっています。
若干堅苦しさもある他の2作と比して、抜け雀は
おとぎ話としてより自由に羽ばたいているように思えます。
その辺りが人気の秘訣なんでしょうかね。
さてさて今月のお話は遊びのお噂「廓噺」です。
中でも遊廓で働く若い衆さん(男性従業員)の災難を描いたお話。
実はこのパターンも同じような話が落語にはあります。
「この落語、前に聞いたあの話に似てる!」
なんて発見も落語の楽しみの一つかもしれません。
「背中家腰楽の腑に落ちる話」では
「落語はちょっとむずかしそうで…」という方も、
「あらかた知っているよ」という方も、
よりお楽しみ頂けるように
レジュメ、プレゼンテーション付きの落語をやらせて頂いております。
この記事を書いた人
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岡崎北高等学校卒。 兵庫県立姫路工業大学理学部生命科学科を経て、 平成7年落語家、古今亭志ん朝に入門。 古今亭志ん一と命名される。 無痛整体創始者のもとで7年間修行後、平成16年愛知県岡崎市にて「杉田整体院」を開院。 背中家腰楽として、 落語と健康の講座も開催中。
ブログ『だいたい医療、ときどき落語』
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