橋の無い竹島

竹島といえば、対岸から架かる全長約390mのコンクリート橋が有名ですが、この橋は昭和7年(1932年)に永久橋として架けられたもので(その後改修)、それまでは、12年に一度の竹島弁天御開帳のときに木橋が臨時に架けられただけでした。

橋の無い竹島を見ると、喧騒から離れた厳かな雰囲気が伝わってきます。

常盤館の庭から見た橋の無い竹島(絵はがき。広中所蔵)

常盤館の庭から見た橋の無い竹島(絵はがき。広中所蔵)

 

この記事を書いた人

広中一成
広中 一成「蒲郡の歴史知っチャイナ」講師
1978年、愛知県蒲郡市生まれ。2012年、愛知大学大学院中国研究科博士後期課程修了。博士(中国研究)。現在、三重大学共通教育センター非常勤講師。専門は中国近現代史、日中戦争史、中国傀儡政権史。戦争体験者へのオーラルヒストリーも独自に行っている。大学院の研究テーマとして冀東防共自治政府を取り上げてからその「魅力」にハマり、関連論文を発表する一方、通州や唐山を訪れては、往時の冀東政権にひとり思いを馳せている。

著書
「華中特務工作」秘蔵写真帖』(彩流社、2011年)
ニセチャイナ―満洲・蒙疆・冀東・臨時・維新・南京』(社会評論社、2013年)
日中和平工作の記録』(彩流社、2013年)
『中日戰爭 真實影像記錄』(暁敏翻訳、香港中華書局、2013年)

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