12月18日(木)20:00より、背中家腰楽の落語講座がございます。
今回でこの講座も丸3年(36回目)になります。早いものです。
レジュメ、プレゼン、噺にまつわるお楽しみイベントと、
噺そのもの以外の部分でも落語にどう親しんで頂くかを
更新し続けることが出来たのも、足を運んでくださった方々のおかげです。
「場」と「人」に恵まれたからこそ、
自分のような芸人でない人間が、演じ続けることが出来たのだと思います。
今後ともよろしくご贔屓の程お願いいたします。
さて先月のお話は廓噺「品川心中」でした。
江戸から伸びる各街道の一番目の宿、品川、(内藤)新宿、板橋、千住、
これらをまとめて「四宿」と呼びます。
旅人や江戸から足を伸ばして遊びに来るものも多いことから、
江戸時代には遊びの場として栄え、中でも品川は、かの吉原の向こうを張るほど。 そんな品川での心中騒動を描いたこのお話。
どこか底暗いイメージのある「心中もの」も落語となると、もう暢気暢気。
とにかくアタクシも大好きなお話。
今回、お話後半で親分の家で賭場が立っているシーンで出てくる
(サイコロ博打をしているとするパターンも多いのですが)
「おいちょかぶ」をお楽しみイベントとして開催いたしました。
通常の花札でもできるのですが、初めての人がすぐわかるように
株札という専用の札を今回は使用。
なかなかに好評を得まして、懲りずにちょくちょく
「江戸の遊び」をやって参りたいと思います。
さて年の瀬も迫って参りましたところで、今月は「人情噺」でございます。
小学3年生の時買った3枚目の落語のレコードに入っていた演目で、
以来ずーっと好きなお話なんです。流石に子どもの頃はやりませんでしたが…
一昨年は「子別れ」、昨年は「文七元結」ときまして、今年はどのお話になりますか。
背中家腰楽の落語講座では 「落語はちょっとむずかしそうで…」という方も、 「あらかた知っているよ」という方も、 よりお楽しみ頂けるように レジュメ、プレゼンテーション付きの落語をやらせて頂いております。
この記事を書いた人
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岡崎北高等学校卒。 兵庫県立姫路工業大学理学部生命科学科を経て、 平成7年落語家、古今亭志ん朝に入門。 古今亭志ん一と命名される。 無痛整体創始者のもとで7年間修行後、平成16年愛知県岡崎市にて「杉田整体院」を開院。 背中家腰楽として、 落語と健康の講座も開催中。
ブログ『だいたい医療、ときどき落語』
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