11月19日(木)は背中家腰楽の落語講座がございます。
9月の演目は『唐茄子屋政談』、泣き笑いの人情噺ご好評頂けました。
今回終演後、叔父さんが道楽者の若旦那を説教する場面のセリフ、
「勘当だ提灯だって言われんでい!」
についてお客様からご質問を頂きました。
勘当も提灯も意味はわかるけど、つながりがとんと解らないこのセリフ。
でも言葉の調子が面白いですよね。
しかしありがたい限りです。まさかそちらから質問して頂けるとは。
…フッフッフ、こんなこともあろうかと
点火!なかなかの優れものでどの様な持ち方をしても、
中のろうそくが水平を保つ機構が備わっています。
提灯と違って正面しか照らせません。
勘当と照明器具のがんどうをかけ、提灯と続けて、
粋な叔父さんシャレたわけです。
古典に出てくる伝わりにくい言葉をどうするかは実に悩ましいところでして。
簡単な言葉に置き換えるか、省くか、説明するか。
置き換えも省略もできない言葉ってあるんですよね。
お話の雰囲気や登場人物のキャラクターを決定づけるような言葉は。
この辺りはお話の前後にプレゼンを取り入れたりと試行錯誤を繰り返す日々でございます。
とまたややこしい話をしたところで告知でございます。
今月の演目は「居残り佐平次」です。
落語には飲む、搏つ、買うといった遊びにまつわる話が多くあります。
中でも今回のお話は廓噺というジャンルにあたります。
いわゆる「艶話」ではございませんので、女性の方もご安心を。
とにかく陽気で楽しいお話です。どうぞご期待ください!
この記事を書いた人
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岡崎北高等学校卒。 兵庫県立姫路工業大学理学部生命科学科を経て、 平成7年落語家、古今亭志ん朝に入門。 古今亭志ん一と命名される。 無痛整体創始者のもとで7年間修行後、平成16年愛知県岡崎市にて「杉田整体院」を開院。 背中家腰楽として、 落語と健康の講座も開催中。
ブログ『だいたい医療、ときどき落語』
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