日本を戦争に駆り立てたものについて  〜次回の読書会は4月3日(金)です〜

こんにちは。
ドリーミー刑事です。

気がつけばすっかり春の陽気で、どこか遊びに行きたい気持ちが高まるばかり。

 

しかし、世はまさに年度末、であります。

とにかく仕事 to 仕事で、深夜のアルコール摂取量ばかりが増えてしまう不健康な毎日。
でもちゃんと、今回の課題図書「新戦争論1」はちゃんと読みましたよ。

 

 

さて、今回のテーマである戦争をはじめ、安全保障や憲法といった、日常から少し離れた国家レベルの話題に関する議論になると、どうもイデオロギーが強く出すぎてしまうというか、それぞれが自分の信じたいことだけを信じてしまうので、あまり生産的な展開にならない、ということが多い気がします。

 

好き嫌いを超えて、もっと現実的なメリットとデメリットを踏まえた、地に足の着いた議論はできないものか…。と、自戒をこめて思ったりすることも。
そんな私の思いに応えて、というわけではないでしょうが、客観的な事実の積み重ねに基づいて、戦争というものをフラットな目線で論じている本としてご紹介したいのが、「それでも、日本人は戦争を選んだ」であります。

 

 

この本は著者の加藤陽子氏による、中学生と高校生を対象にした実際の講義をまとめたものなのですが、日清戦争から太平洋戦争までのそれぞれの戦争を、言わば「一大国家事業」として捉えて解説しています。

 

中高生相手の講義、と言うと簡単なように思えますが、加藤陽子氏は東大文学部の教授、聞いている学生も超進学校の歴史研究部のメンバーということで、高校時代にまじめに歴史を勉強しなかった私にとってはかなりハイレベル。恥ずかしながら、何度も読み返さなければならない箇所も結構ありました。

 

しかし、「なぜ日本が戦争という方法を選び、どう戦って、敗れたのか」ということを、世論の動き、関係国の思惑、そして政治家一人ひとりの判断といった、多角的な視点で論じているところに、実に強い説得力を感じます。
「新戦争論1」の後に、ぜひご一読をお勧めしたい本であります。

 

 

-4月度喫茶スロース読書会-

日時:4月3日(金) 20:30~22:00くらい
会費:1200円(1ドリンク付き)

課題図書:小林よしのり著「新戦争論1」


-ドリーミー刑事のブログ-
ドリーミー刑事のスモーキー事件簿:http://dreamy-policeman.hatenablog.com

 

 

 

この記事を書いた人

ドリーミー刑事
ドリーミー刑事喫茶スロース読書会広報係Twitter:@slothcoffeebook
ドリーミー刑事(会社員)
スロース読書会の常連。
日々、古今東西の素敵でキャッチーな音楽を追い求める夢見みがちなおっさん。B型。犬が好き。

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