蒲郡駅北口前のコーヒーの美味しいカフェ 喫茶スロースです。焼きたて、挽きたて、淹れたての自家焙煎コーヒーをお楽しみ下さい。コーヒー豆の販売も行っております。

こんにちは、スロースの清水です。
毎月最終土曜日に開催しているスロース読書会、2024年1月の課題図書は「激安ニッポン」谷本真由美(著)で開催しました。

「激安ニッポン」…ガーン！とくる強烈なタイトルです。

著者の谷本さんは元国連職員でロンドン在住。
海外から見た日本の現状について様々な事例やデータを紹介しながら、忖度無しでズバズバっと解説しています。安い国と言われるようになった日本、これから私達の生活や社会にどのような影響をもたらしていくか幅広く語られています。

内容をさくっと言うと↓
・日本の平均年収はアメリカの53％、韓国より少ない
・「ニセコ」の８割の物件が外国人所有
・毎年「東京ドーム42個分」の森林が海外資本に
・海外から「安くて質のいい日本の医療」を受けに殺到
・タイよりもベトナムよりも安い日本のビッグマック
・iPhoneは世界37カ国の中で最安
・日本の若者が海外にお金を稼ぐために出稼ぎ労働
・日本のインフラが劣化・インフラの整備への不安
・「稼ぐ力」や「競争力」がない日本企業

などなど…読んでて悲しい気持ちになり、何度か本を閉じたりしましたが頑張って読みました。以前から日本の経済が悪いのは知っていましたが、他国と比べることにより改めてヤバい現状なんだと知りました。

普段のんびりした愛知県蒲郡市で生活していると、正直日本がヤバイとかあまり実感が湧きません。
身近な話でいうと、以前外国人のお客様がスロースにご来店下さった時に会計の安さにびっくりされてました。なんか気を使ってくれて追加でコーヒー豆など色々と買ってくれた事がありました😅
有難いですがちょっと複雑な気持ちになりました笑

また、日本の企業に勤めていた台湾人のお客様がいらっしゃったのですが「日本の働き方はブラック過ぎて辛い」といって自国へ帰っていかれたのも悲しかったです(>_<)
外国の方の話を聞くと色々な違いに気付かされます。

本の9割は日本のダメ出しの内容でしたが、最後の第5章「『貧乏国』で幸せをつかむヒント」ではちょっとした希望も書かれています。
しっかりと日本の現状を見つめ、いまのうちから適切な行動をとれば、幸せをつかむことはできると著者は述べています。
今はネットやメディアで情報を得ることができるので、個人でも勉強できます。
これからは自己投資も大事ですね。

日本が衰退していく様子に初めはショックを受けましたが、この本を読んで自分の国の状態を知る事は大事だなと改めて感じました。
これからは自分にとって大切だと思う事、幸せについてより深く考えなくてはと思いました。

とりあえず今後に備えて英語の勉強は続けていこうと思います
(相変わらず全然上達しませんが…)

読書会では参加者の皆さんとそれぞれの体験談も交えて本音トークを聞くことができ、とてもいい時間をシェアすることができました。

読書会って難しそう…何を話せばいいの？とよく聞かれますが、課題図書の内容をテーマにした、楽しくおしゃべりするゆる〜い雑談会です。
読書とフリートークが苦手な私も参加していますので、どなた様も気軽に参加してください〜笑

【喫茶スロース読書会のお知らせ】
★2月読書会課題図書
2月24日(土)『訂正する力』東浩紀(著)です。

↓こちらの本もおもしろいです！

よかったら一緒に語り合いましょう^^

(読書会詳細)
日時 : 2月24日(土)20時より
参加費:2200円(1ドリンク付き)
場所 : 喫茶スロース2階
定員 : 7名様(定員になり次第締め切らせていただきます)

＊課題図書を読んできて下さいお申込み方法 : お名前、参加人数・電話番号をお伝え下さい。インスタDM、メールslothcoffeebeans@gmail.com、電話080-3621-4497までお申し込み下さい