ヘタレな俺も、ゴーマンかましていいっすか? 次回の読書会は4月3日(金)です!

こんにちは。

ドリーミー刑事です。

「新戦争論1」、読んでもらってますでしょうか?
好き嫌いはあると思いますが、話し合いの題材としては非常に面白い本だと思いますので、まだの方は今からでもぜひ。

 

ちなみに、以前の読書会でも何度か課題図書として取り上げた作家・佐々木俊尚氏も、朝日新聞で書評を書いています。

↓こちら
http://book.asahi.com/reviews/column/2015030800001.html

 

この書評にもある通り、小林よしのり氏は「日本が他国に侵略された場合は、国民が神風特攻をやっても徹底的に戦うべき」とのスタンスをとっています。

 

「自分の命 < 国家」という発想ですね。
この点は色々な考え方があると思いますが、少なくとも私は、

「国家 << 自分と家族の命」

という感覚で生きています。

 

 

私にとって国家とは、「たまたま同じ土地の上で暮らすことになった自分と他人が、できるだけ問題なく生きていくためのシステム(仕組み)」だと思ってます。
※極端に言ってます

 

とは言え、古今東西、実に様々な枠組みが存在する中で、戦後の日本のそれは最も優れていると言っても過言ではないし(自由で安全で民主的!)、この中で暮らせることは本当に幸せだと思っております。

 

 

ただ、そのシステムを守るために、命を投げ出すという発想は、あまりないです。
国家は自分の生活を守るためのものですから、そのために命を落とすなんて本末転倒。

 

 

もちろん、自分や家族の命そのものを守るには、戦うしかないということであれば話は別です。

でも、非力な私にできることはほとんどないし、他の誰かが痛い思いをするのも嫌なので、このシステムを守るために、まず第一優先にすべきは、「他者(他国)からケンカを売られないようにする」ということだと思います。

 

 

そのために、体を鍛えること(自衛力の強化)や、強いヤツと仲良しになっておくこと(日米同盟の維持)も、悪い人につけ込まれないようにすること(経済力の維持)なんかも必要だと思います。

 

 

しかし、最も簡単な備えは、他人から恨まれない・嫌われない 、いい奴だと思われること、なんじゃないかと。

 

その理屈から言うと、「他人のケンカ購入権」とも言うべき、集団的自衛権の行使なんて、戦争に巻き込まれるリスクを高める効果しかないと思うので、アベちゃんマジ勘弁してよ、という気持ちです(この点は小林よしのり氏と一致しています) 。

 

 

 

言うまでもなく、集団的自衛権の一番の目的は、いつも誰かとケンカしているアメリカ先輩の助太刀をする、ということだと思います。

 

が、「自分の命が一番大切」というワタシの価値観に立てば、他校の生徒さんとケンカしてるアメ先輩に、「おい、日本。お前もこいつのボディをやりな、ボディを」とか言われても、「いや、でもイロイロ憲法の制約とかあって、他人のケンカに手を出すとか無理ゲーなんすよ…」とヘッピリ腰をキープしておいたほうが得策だと思うんですよね。
※極端に言ってます

 

もしアメ先輩が「ざけんな。憲法とかタルいこと言ってんなよ」と凄んできても、 「いや、でも、その憲法ってアメリカ先輩が作ったやつじゃないすかぁ」と言い返しておけばいいわけですし。
※極端に言ってます

 

逆に、「コワモテのアメリカ先輩が出てくとこじれるんで、下っぱの自分が話つけておきますよ」という役立ち方もあると思いますしね。

 

 

こんなことを書くと、お前にはプライドがないのか、世界から尊敬される国じゃなくていいのか、と言う方もいらっしゃるかもしれません。
でもそんな方に聞いてみたいのですが、皆さん、そこまで尊敬したり好きなよその国ってあるんですかね?

「スウェーデン、マジでリスペクト」とか「ブータンのこと考えると胸が熱くなる」とか。

 

仮に外国に住む誰かに、そんな風にリスペクトされる可能性があるとしても、そんな他者からの評価のために、日本人の命をかける必要はないと思ってます。
それでメシ食えるわけじゃないですからね。

 

あくまでも実利本位で、あえて「ヘタレ上等!」と言い切る勇気の方が、特に混沌とする世界情勢の中では、尊くて難しいことだと思うのは私だけでしょうか。

 

もちろん、ヘタレですので異論反論は柔軟に受け入れるつもりです。

 

ぜひ、読書会で違った意見も聞いてみたいと思います。

 

以上、ドリーミーなりのゴーマニズム宣言でした。
-4月度喫茶スロース読書会-

日時:4月3日(金) 20:30~22:00くらい
会費:1200円(1ドリンク付き)

課題図書:小林よしのり「新戦争論1」

-ドリーミー刑事のブログ-
ドリーミー刑事のスモーキー事件簿:http://dreamy-policeman.hatenablog.com

 

この記事を書いた人

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ドリーミー刑事喫茶スロース読書会広報係
ドリーミー刑事(会社員)
スロース読書会の常連。
日々、古今東西の素敵でキャッチーな音楽を追い求める夢見みがちなおっさん。B型。犬が好き。

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喫茶スロース読書会@愛知県蒲郡市
毎月第1金曜20:30からゆる〜く開催中!
本が好きな方、おしゃべりの好きな方、気軽にお越し下さい。

喫茶スロース読書会はコーヒーやビールを飲みながらその月の課題図書について感想や意見をシェアする会です。雰囲気はかなりゆるめです。
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