12月27日開催 喫茶スロース読書会「暦の上でもディセンバー」②

こんにちは。ドリーミー刑事です。

先日、出張の途中で三ヶ根山スカイラインを通りました。

 

この三ヶ根山の頂上には、知る人ぞ知る歴史的建造物があります。

それは東条英機をはじめとする7名のA級戦犯の遺骨を納めたお墓である『殉国七士の碑』です(と、偉そうに書いていますが、私もスロース清水さんに教えてもらいました)。

BYOU

正直、私はA級戦犯の7名を殉国士と呼ぶことにはためらいを感じてしまう立場の人間ですが、それでも、戦争とか平和について考えさせられる貴重な場所だと思いますので、ぜひ機会があれば行ってみてはいかかでしょうか?

 

と、なんだか『蒲郡の歴史知っチャイナ』みたいな話題ですが(ブログはこちら)、同じように戦争と国家というものを、意外なところで考えさせられた本をご紹介します。

 

今季限りで名古屋グランパスの監督を退任したピクシーことドラカン ストイコビッチの軌跡を描いた『誇り』という本です。

退任前にもう一度ピクシーのキャリアを確認しておこうかな、という軽い気持ちで手に取ったのですが、世界の一流プレーヤーであった彼が日本にやってきた背景には、ユーゴスラビアの内戦が深く関係していたことが現地取材も交えて丁寧に書かれています。

 

サッカーという(本来は)政治とは関係ないものを通じてあの内戦を見ることで、戦争の不条理さがよりフラットに伝わってくる気がしました。

 

本の中にも書いてあるように、旧ユーゴ紛争の不思議かつ恐ろしいところは、決定的な理由がないまま、それまで問題なく暮らしていた隣人同士が、権力者の思惑で突然戦争を始めてしまった、ということだと思います。

 

冒頭の話にも通じますが、国民の誰もが戦争など望んではいないはずなのに、権力が暴走することで取り返しのつかない事態を招くことが、現代でも起こり得るということを実感せざるを得ません。

 

それを避けるためには、平和に暮らしたいという国民の気持ちをきちんと政治に反映することができる仕組み、つまり本当の意味での民主主義が必要だな、と改めて思った次第です。

 

なんだか今回は固い話になってしまいましたが、読書会は今月も断固ゆるいはず、です!

ぜひご参加下さい!!

 

 

-12月度喫茶スロース読書会-

12月27日(金) 20:30~22:00くらい

会費:1000円(1ドリンク付き)

課題図書:なし。オススメの本をご持参下さい。

 

-1月度喫茶スロース読書会-

1月24日(金) 20:30~22:00くらい

会費:1000円(1ドリンク付き)

課題図書:佐藤優著『人に強くなる極意』

この記事を書いた人

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ドリーミー刑事喫茶スロース読書会広報係
ドリーミー刑事(会社員)
スロース読書会の常連。
日々、古今東西の素敵でキャッチーな音楽を追い求める夢見みがちなおっさん。B型。犬が好き。

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喫茶スロース読書会@愛知県蒲郡市
毎月第1金曜20:30からゆる〜く開催中!
本が好きな方、おしゃべりの好きな方、気軽にお越し下さい。

喫茶スロース読書会はコーヒーやビールを飲みながらその月の課題図書について感想や意見をシェアする会です。雰囲気はかなりゆるめです。
本をきっかけにおしゃべりする会ととらえていただいて、気軽に参加していただけたらうれしいです。
喫茶スロース読書会ホームページはこちら
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