次回の喫茶スロース読書会は9月5日 東浩紀「弱いつながり」

 

こんばんは。
ドリーミー刑事です。

先日の台風、すごかったですね。

庭のパラソルがぶっ壊れてショックです。

さて、最近は遠くへ出張に出かけることが多く、道中の読書が捗りました。
木村元彦さんというジャーナリストの本を二冊読みましたが、どちらも面白かったのでご紹介。

まず一冊目が『蹴る群れ』。
『サッカーで世界を変えることはできないが、サッカーで世界を知ることはできる』という序文の通り、政治、民族、宗教など、様々な環境に翻弄されながら、サッカーボールを蹴ることで人生を切り拓いてきた人々の証言が記録されています。
登場するのは、イラク代表チーム、宮城県のクラブチームの監督、東京の朝鮮学校の先生など、決してサッカー界のスーパースターばかりではありませんが、こういう市井の人たちの人知れぬ努力によってサッカーの巨大な裾野が作られているということがよくわかります。

誰でも知ってる選手のどうでもいいゴシップよりも、誰も知らないけど多くの人が知るべき話に光を当てるのが、本当のジャーナリストの仕事だよな、と感銘を受けた次第。
サッカーに詳しい人の方が楽しめるとは思いますが、ワールドカップ予選を観たことがある、というくらいの方ならば、充分読めると思います。

もう一冊は、『社長 溝端宏の天国と地獄』です。
溝端宏と言われて、ピンとくる人はかなりのJリーグ通。

官僚でありながら、大分トリニータをほとんど一人でつくりあげ、
そして暴走経営で破綻に追い込んだとされる、サッカーファンにとっては、どちらかと言うと良くない評判の方が多い人物です。

この本は、果たして本当に溝端氏だけが悪者だったのか?という視点で、数々の謎に迫っていくわけですが、ただのサッカー界の裏話ということにとどまらず、地方行政、ベンチャー企業、Jリーグの理念のあり方など、読み手によって様々な示唆を与えてくれる本であります。
そして実話でありながら、スリリングな展開で、読み物としても単純に面白いです。

機会があればこちらもぜひ。

というわけで、次回の読書会は9月5日。課題図書は東浩紀『弱いつながり』です。
非常に評判の本なので楽しみにしています。
ぜひご参加下さい!

-9月度喫茶スロース読書会-
日時:9月5日(金) 20:30~22:00くらい
会費:1000円(1ドリンク付き)
課題図書:東浩紀 「弱いつながり」

-ドリーミー刑事のブログ-
ドリーミー刑事のスモーキー事件簿:http://dreamy-policeman.hatenablog.com

 

 

この記事を書いた人

ドリーミー刑事
ドリーミー刑事喫茶スロース読書会広報係Twitter:@slothcoffeebook
ドリーミー刑事(会社員)
スロース読書会の常連。
日々、古今東西の素敵でキャッチーな音楽を追い求める夢見みがちなおっさん。B型。犬が好き。

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喫茶スロース読書会はコーヒーやビールを飲みながらその月の課題図書について感想や意見をシェアする会です。雰囲気はかなりゆるめです。
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