中原淳一展へ行ってきました@刈谷市美術館

こんにちは、喫茶スロースです。
前から気になっていた、刈谷美術館で開催中の中原淳一展に行ってきました。

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中原淳一(1913~1983)

香川県生まれ。幼少の時より絵や造形に才能を示し、18歳の時、趣味で作ったフランス人形が認められ東京の百貨店で個展を開催。それがきっかけで雑誌『少女の友』の挿絵、口絵、表紙絵、付録等を手掛けるようになり、一世を風靡する人気画家となる。

終戦後は、女性に夢と希望を与え、賢く美しい女性になってほしいとの理想に燃え、自分の雑誌『それいゆ』(1946年)『ひまわり』(1947年)『ジュニアそれいゆ』(1954年)『女の部屋』(1970年)を相続いて創刊。編集長として女性誌の基礎を作っただけでなくイラストレーター、ファッションデザイナー、スタイリスト、インテリアデザイナーなど多彩な才能を発揮、その全ての分野において現代につながる先駆的な存在となる。昭和30年代半ば、病に倒れ、長い療養生活の後、70才にて逝去。

 

 

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スロースでお客様から「中原淳一展、とってもよかったよ。」と聞いていましたが、
本当に素晴らしかったです!

印象深かったのは、雑誌「それいゆ」、「ひまわり」、「女の部屋」などの表紙の絵です。
表紙の女性達の絵がすごく素敵でした。
ずらりと揃えられた「それいゆ」の展示は迫力があり、
どの表紙も魅力的な女性が描かれていています。あまりにも素敵なので、しばらく見惚れてしまいました。

中原淳一さんの描く女性は、ただ外見がきれいなだけでなく
心も美しく、凛とした強さのある人のように感じました。
形の美しさと同時に「心の美しさ・豊かさ」を大事にしている中原さんの哲学が
描く絵にでているのですね。

 

会場にはお洒落な年配の女性がたくさんみえました。

久しぶりに宝物を見つけたような、かわいらしい声があちらこちらから聞こえてきました。
隣で「懐かしいわ、これが好きだったの…!」とつぶやくご婦人たちがいらっしゃったので
私も混ざって思い出話を聞かせていただきました。

中原淳一さんはたくさんの乙女の心を魅了していたのですね….(●´ω`●)

 

 

展覧会は生誕100周年記念という事で、原画から当時の雑誌や書籍、小さな付録まで色々と見応えのある内容でした。

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中原さんデザインのドレスも展示されています。今見ても素敵です…。

 

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雑誌「ひまわり」で提案した少女のための部屋。

 

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和室を洋風にアレンジ。小さな部屋でも工夫次第で楽しくなるアイディアがいっぱい。

 

 

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最後に美術館の隣にある茶室でお抹茶と和菓子をいただいてきました。
中原淳一展にちなんでリボンのお菓子、見た目も可愛らしくて美味しかったです。
※お抹茶とお菓子は300円でいただけます。

とてもいい時間を過ごす事が出来ました。

中原淳一展は11月3日(日)まで開催しています。よかったらぜひ行ってみて下さい♪

 

 

生誕100周年記念 中原淳一展

◇会期=2013年9月14日(土曜)~11月3日(日曜)
◇休館日=月曜日(ただし、9/16・23、10/14は開館)、9/17・24、10/15
◇開館時間=午前9時~午後5時(入館は閉館30分前まで)、10/5は午後7時まで開館
◇会場=刈谷市美術館 全館
◇入場料=一般900円(700円)、学生700円(500円)、中学生以下入場無料

 

この記事を書いた人

清水 美智乃
清水 美智乃喫茶スロース店長
喫茶スロースで毎日コーヒーをいれています。
ナマケモノのようにのんびり、ゆっくり過ごしていきたいです。
好きなことは、コーヒー研究・イラストを描くこと・こけし収集・ラジオの人生相談を聴くこと。
古いこけしにロマンを感じ、収集して楽しんでいます。

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