9月の読書会を開催しました「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」三宅香帆(著)

こんにちは、スロースの清水です。
先日スロース読書会を開催しました📕
課題図書は「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」三宅香帆(著)でした。
帯に「疲れてスマホばかり見てしまうあなたへ」とありますが、
これはまさに私の日常…😅

頑張って読んでみたら、気づきが多い素敵な本でした。
読み進めていくと想像以上に内容が深い…!

明治時代から現在までの社会や働き方、時代とともに変化してきた読書の歴史が詳しく丁寧に解説してあり、現代の読書のあり方へつながります。
労働と読書は深い関係にあるのですね。

なぜ働いていると本が読めなくなるのか…?
読書して得る知識にはノイズ・偶然性が含まれる。
教養と呼ばれる古典的な知識や小説のようなフィクションには、読者が予想していなかった話や知識が登場する。
それに対してインターネットではノイズのない、読者の欲しい情報のみ得られる。

働いていると本が読めなくなる=自分の人生に必要な「文化」を楽しむ余裕が持てなくなる。読書だけに限らず、映画を観る、写真を撮る、釣りをする、大切な人や家族と過ごす時間など…好きだったことが手につかなくなる。
仕事に全身全霊かけているといつか燃え尽きてしまい、趣味をする時間も無く、他者を気遣う心の余裕もなくなってしまう。
私も何度も働き方のバランスを崩しているので耳が痛い話です。

著者の三宅さんは仕事に全力をかけず「半身」にする事を心がけろと提案しています。

仕事や趣味、家事などいくつかの場所に居場所をつくることで他者との関わりを持ち、柔軟に生きる。

半身で生きる、なんて実際は難しいと言われそうですが…。

現代社会で生きづらく感じている人達にとって「半身で生きる」というキーワードは幸せに暮らすヒントになるかもしれません。今の自分の姿を俯瞰して見つめ直すいい機会にもなりそうです。

読書会では色々な世代の参加者さんそれぞれの意見が聞けて刺激になりました。皆さんと話し合うのも、いい意味で自分にノイズを与える事だと思いました。
私の固い頭をほぐしてくれる学びの多い時間です✨

皆さんと「半身」で生きるなら何をしたいかをそれぞれ話合いました。
会を終えた後はワクワク楽しい気持ちになりました^_^
私の好きな事ってなんだったかなぁ…
久しぶりに以前から好きだったホラー小説でも読んでみようかなと思います〜。

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