蒲郡駅北口前のコーヒーの美味しいカフェ 喫茶スロースです。焼きたて、挽きたて、淹れたての自家焙煎コーヒーをお楽しみ下さい。コーヒー豆の販売も行っております。

こんにちは、スロース店長の美智乃です。
先日10月の読書会を開催しました。
今回は「あなたの好きな本を教えて」と題して皆さんの好きな本を紹介し合う会で、おおいに盛り上がりました♪
絵本や漫画、エッセイに歴史ものなどなど…普段自分が選ばないジャンルの本ばかり。
皆さんが紹介してくださった本はどれも魅力的で、早速読みたい本リストにチェックさせていただきました。

今回、私は漫画『ナニワ金融道』を紹介しました。
この漫画は1990年代の大阪を舞台に、マチ金「帝国金融」の新人営業マン灰原達之が一人前の金融屋に成長していく物語です。借金で一線を踏み越えてしまった人々の悲喜劇や世の中の裏側がリアルに描かれています。

作者の青木雄二さんは30種以上の職業を経験、会社経営の失敗などを経て1990年、モーニング（講談社）で『ナニワ金融道』の連載を開始。なんと45歳でデビューされています。「ナニワ金融道」は1600万部を超える大ヒット作で金融漫画の金字塔と言われています。

こちらの漫画を読む前は金融の内容で難しそうだし、絵も独特で下ネタが多すぎる！とはじめは引いていたのですが…
読み進んでいくと「これはおもしろい！」とすぐにハマりしました。
クセの強い絵も中毒性があり、スクリーントーンはほぼ使わず、背景の隅々までびっしり描かれた絵から作者の並々ならぬ情熱が伝わってきます。

でも、ここでは書けない卑猥な言葉やマークが看板になったり、背広の模様にまでなってたりとツッコミどころ満載で笑えちゃいます。
登場人物のネーミングもひどくて面白いw
個性豊かで人間臭い人ばかりなのでクセの強いこの絵がすごくあってるなぁと思います。

金に翻弄される人間の浅ましさや強欲さ、破滅に向かっていく様子は読んでいて辛くなるシーンもありますが…
青木先生の独特な作画に愛嬌のある登場人物、ナニワならではのユーモアと義理人情に笑い、涙して夢中で読めちゃいました。

この漫画は学校では教えてくれないお金や社会の裏側のルールが学べます。
金を借りるということがどういう仕組みになっているのか、私も含め詳しくは知らない人が多いのではないでしょうか。
「トイチ（10日で1割の金利）」という言葉や闇金やマルチ商法の詐欺の手法もこの漫画で知ることができました。
物語も楽しみながらお金にまつわる知識も知れて、まさに学べる漫画です。

おいしい儲け話には裏がある。
安易に連帯保証人になり「契約」を交わしてしまうと大変な末路が待っている。
この漫画を読んでいると金にまつわるトラブルを疑似体験できてとても勉強になりました。
これから社会に出る若い世代の方に、ぜひおすすめしたい漫画です。
スロースにも置いてありますので興味のある方はお声掛けください♪

ナニワ金融道

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　　☆次回の読書会は11月25日(土)です

課題図書は読書会常連さまHさんのオススメ本

『日本語が消滅する』山口仲美(著)です。

お酒やコーヒーを飲みながらのゆるく楽しい会ですので、気軽にご参加下さい♪

日時 : 11月25日(土)20時より参加費:2200円(1ドリンク付き)
場所 : 喫茶スロース2階
定員 : 7名様(定員になり次第締め切らせていただきます)＊課題図書を読んできて下さい
お申込み方法 : お名前、参加人数・電話番号をお伝え下さい。
インスタDM、メールslothcoffeebeans@gmail.com、電話080-3621-4497までお申し込み下さい