10周年記念コラム#03「不眠症に影響されたナマケモノ」

こんにちは、清水邦浩です。

早いもので喫茶スロースは2010年のオープンからもうすぐで10周年を迎えます。

ちょうど節目の年、いい機会なのでスロース創業当初のことを思い出してブログに書き留めておこうと思います。

昔からの常連さんも、最近スロースを知ってくださった方も、よろしければお付き合いください。



私が喫茶スロースを作るときに、参考にしたというか影響を受けたカフェがあります。

「insomnia」(インソムニア)というカフェで、ロサンゼルスのハリウッドにあります。

このお店、LAのカフェにしてはめずらしく真夜中までやっているんです。

インソムニアとは不眠症という意味。洒落がきいてますね。



ここのお店はたいしてコーヒーやビスコッティが美味しいわけでもなく、特別お洒落なわけでもありません(いい意味で)。

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流行を追っている感じもなく飾り気のないお店なのですが、独特の空気感を持っています。

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ハリウッドという土地柄、夜中まで開いているという営業形態、そして店の独特のオーラ。

この3つの掛け算に惹き寄せられて、”一風変わった人たち”が夜な夜な集まってくる場所としてちょっと有名です。

たくさんのLA人に愛される老舗のカフェなんです。

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若者からお年寄り、役者の卵や画家、ミュージシャン、パソコンギーク、宿題に追われる大学生、ホームレス、寝てる人、白人、黒人、ラテン系、アジア人などなど。

多種多様な人々が、それぞれに居心地のいい場所をそこに見出し、それぞれおもいおもいに自分の時間を楽しんでおり、それが妙に全体調和していて心地いいのです。

きっとお洒落すぎたりキメすぎたりせず、すこし抜けてるくらいの”余白”がその独特な空気を生んでいるのでしょう。

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「典型的人種のルツボでまぁまぁいろいろあるけれど、みんな結構気さくに仲良くやっているLA」を象徴するかのような場所なんですね。

スロースももうすぐ開業10周年を迎えますが、さまざまな多様性を受け入れることができる”余白”を持った店でありたいなと常に思っています。

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ロサンゼルスに留学中、夜寝られない時や友達とダラダラ話したいときなどにinsomniaには大変お世話になりました。

「こんな場所が地元にもあったらいいのになぁ」と、当時よく友達と話していたのを思い出します。

それから時が経ち、まさか自分が地元でカフェをはじめるとは。

人生どう転ぶかわかりません。

ロサンゼルスに行く機会がありましたら、ぜひ「insomnia」に立ち寄ってみてくださいね。

 

 

喫茶スロース 清水邦浩


※インソムニアについて、昔のブログにちらっと書いてあったのでよければご覧下さい。

Insomnia Cafe インソムニア カフェ
http://ameblo.jp/slothcoffee/entry-11500059155.html

ロサンゼルス旅行 二日目その2
http://kunihiro427.com/blog/archives/448

この記事を書いた人

喫茶スロース
喫茶スロース2010年4月よりのんびり営業中!
自家焙煎珈琲 喫茶スロース
〒443-0056 愛知県蒲郡市神明町9-14 市川ビル1F (JR蒲郡駅北口徒歩2分)
営業時間:金土日15:00~22:00 (LO21:20)
定休日:月・火・水・木
電話:080-3621-4497
自家焙煎した鮮度抜群のスペシャルティーコーヒーをお楽しみ下さい。
コーヒー豆、コーヒー器具の販売、コーヒー教室も行っています。
コーヒーの事なら何でもお気軽にお尋ねください。
slothcoffee.jp

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